去年、Amazonプライム会員になり、書籍が読み放題になったことから知った漫画。最初の２巻が無料で読めたので読んでみたら面白くて、全巻Kindle版を購入。そして本日、第８巻が発売された。
この作品は、陰キャで中二病の主人公、市川京太郎が人を殺す妄想を抱いていて、その中でも陽キャの山田杏奈をターゲットに妄想を繰り広げていた。なぜなら京太郎は杏奈に見下されていると思っていたから。
だけど他の女子とは一風変わった杏奈が気になり始め、あることがきっかけで京太郎は彼女に恋をしていることに気づき始める。
杏奈も、最初は京太郎に興味は無かったものの、随所で気を遣ってくる京太郎が気になり始め、遅れて恋心を抱いていく。
くっつきそうでなかなかくっつかない二人が、読んでいてやきもきするし、中学生ならではのひねくれ方や態度が、なんだか昔の自分のようなところもあって、ついつい没入してしまう。
そして8巻ではついに・・・！というところまで、やっと来たという感じだ。この瞬間をどんなに待ちわびたか。ほろりとするね。
この作品を読んでいると、俺もこんな中学生時代を送りたかったと心底思う。いまの若い子たちは男女とも仲が良いようで、一緒に通学していたりする姿を見かけたりする。俺の頃なんて、女子とモノの貸し借りしただけで迫害の対象になったからな。
それに、嫌な思い出しかない。
それはともかく、読んでいて若いころを思い起こさせるところがこの作品のすごいところだし、ストーリーも分かりやすくて良い。普段ほとんど漫画を読まない俺がハマったぐらい。
また最初から読んでみるか。
