ジオキャッシングをご存じだろうか?名前だけだと金貸しのようにも見えなくないが全然違う。ジオキャッシングとは、GPSを頼りに世界中に隠された宝物を見つける一種のゲームのことだ。
宝物と言っても、金銭的なものではないし、モノが手に入るというわけではない。詳しくは公式のサイトとかを見て把握してちょうだい。
ここでいう宝のことを「キャッシュ」と言っていて、繰り返すがお金ではない。かくしてある場所に行くと、そこにあるのは基本的に「ログブック」といって、日付とID(ニックネーム)を書いて、アプリで「見つけた」と報告する。それだけである。
なかには、ログブックの他に何やらアイテムが入っていたりして、それは他の自分の持ち物に交換したりとかもするらしい。キャッシュが隠されているのは、基本的に公共の場であって、公園とか道沿いとかそういうところが多いようだ。
もう何言ってるかわからないでしょう?俺もキャッシュを2つ見つけるまではよく分からなかったよ。
それで、アプリをダウンロードしてですね、さっそく先日やってみたんですよ。近所にも隠してあるところがあるとのことで。そこは公園で、キャッシュの位置は座標が示しているのですよ。
画面の緑色の印のところにキャッシュがあるのですが、行ってみるとそこは夏なので草ボーボー。探しづらくておまけに蚊がやってくる。
すぐに諦めました。
その日は他にも2か所回ったけど見つからなかったし、都内でも仕事帰りに2か所寄って探したものの、最初の場所では見つからず、2か所目で初めて発見。
そして今日も3か所回ったけど1か所しか見つけらなかった。
この、見つけられなかった要因としてはまず、どんなものがどんな入れ物に入ってどのように置かれているのか見当つかないってのがある。ジオキャッシングでは「コンテナ」と呼んだりしているが、それがどんなものなのかも。
今日までに2つ見つけているが、最初に見つけたのはネジ(ボルト)に似せたオブジェがある階段の壁に磁石でくっついていて、その中に小さく丸められたログブックがあった。そしてもう一つはペンケースがベンチの裏側に磁石で固定されていたのだ。
なるほど、そんな感じかととりあえず理解はした。
しかし、見つけられない要因としてもうひとつ、これが大きいと思う。それは
探していると不審者と思われるんじゃないかという心配だ。
例えば今日探した公園のひとつは、周りを民家に囲まれていて公園自体が狭い。そんなところでおっさんが何か探している姿なんて怪しいと思わないだろうか?俺だったら思うし、もし窓からそんなのを見つけたら注視してしまう。
他にもバス停とかのベンチの裏なんかを一生懸命のぞき込んでいたら不審者じゃん。見つからないなぁとその場をウロウロしているところなんて。
それで警察なんかに通報されたらたまったもんじゃないし、そこまでして見つけることに、俺にとってはどれだけ価値があるのかとも思ってしまう。
そんなわけで、ジオキャッシングは俺には合わないと思った。たぶん、もう探そうとは思わないだろう。ハマれば面白いとは思うのだけどね。